毎年4月上旬ころから花を咲かせる「カタクリ」
その群生地が広島県の向原町にあるということで、見に行ってみました。
向原町には有名な群生地が二つあります。そのうちの一つが坂上地区の群生地。
向原町坂上地区のカタクリの群生地

この斜面にちらほらとカタクリの花が咲いているのです。

薄紫色のきれいな花で、根っこがかつてはカタクリ粉の原料として使われていました。
もちろん現在の市販の片栗粉は「ばれいしょ」でできているので、このカタクリは用いられません。


長田川之内のカタクリの里
向原町にはもうひとつカタクリの群生地があるのですが、こちらの「長田川之内」のカタクリの里のほうがより広範囲に密生しています。

最盛期にはかたくり祭りも行われますが、2020年は諸事情にて中止となっています。

肝心のカタクリの群生はというと、こんな感じ。
斜面一面にカタクリの花が咲いています。

カタクリはどうやって増える?
お客さんも少なかったので、管理の方にいろいろお話が聞けました。
このカタクリ、花が咲くまで8年かかるそうで、繁殖は種で株を増やすのだそうです。
ワタシはずっと地下茎が伸びて生えてくるのだと思っていたのですが、思惑は外れたようです。
そして面白いのは、その種はアリが運んでいるということです。
種はアリの好む味になっていて、巣まで運ばていきます、そしてやがて食料になる前にアリの嫌いな味に変化するんだとか、そして芽が出て・・という風になるそうで、こうして広範囲に増えていくんだそうです。ほんとよくできているものですね。

カタクリの葉っぱもしっかりと模様が入って大きい!

かたくりトリオたち、風が吹くとみんな一斉になびく姿が「かわおもしろい」のです。

「花はねー、奇数で撮るんだよ。ひとつかみっつ」て教わったけどホントかな?
シロウトにはいまだワカリマセン。

なぜかカタクリの傍らに置かれている弁天さん。
以前はこの弁天さんがある左側には群生は広がっていないということでしたが、いまでは一面に花が広がっています。

カタクリといえば島根県のこちらの群生地も見事なんですよ!










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