もう最近は激混みの中で紅葉を見るのがおっくうになってきた
なんてのは冗談ですが、北広島町にいにしえの仏像が収蔵されている寺院跡があるのをご存知ですか?
古保利薬師
住所 | 広島県山県郡北広島町古保利224 |
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場所は高速道路のインターからも近く、北広島町の中心地千代田からもすぐなので、アクセスはしやすい場所にあります。
国道261号線からわき道に入り坂道を登っていった先にあります。
時期的に色づき具合がベストな時期だったからかもしれませんが、ココの紅葉は何気にすごいです。
どこから撮っても絵になる紅葉と日本建築物のコラボ!県内の中でも、紅葉を静けさと共に鑑賞するならとってもおススメの場所です。
古保利薬師、駐車場付近の様子
入口からしてこの雰囲気
古保利薬師とは?
もともとこのお寺は9世紀ころに当地を治めていた豪族が開いたもの。
鎌倉時代以後は地頭吉川氏の保護により栄えましたが、17世紀に吉川氏が岩国に国替えさせられてから衰退してしまったといいます。
現在は廃寺となっていますが、地元有志により昭和17年に薬師如来坐像が国宝指定(その後重文指定)されたことで、再び注目を集めるようになったそうです。
境内には古保利薬師収蔵庫があり、そこに本尊の薬師如来坐像と2体の菩薩立像のほか、平安前期の12体の仏像が重文指定され収蔵されているということです。
古保利薬師の紅葉
さて、今日の記事、紅葉の紹介をしてまいります。
山門、奥に紅葉にいろどられた石段。
葉のつき具合も、落葉した地面の色合いといい最高!
瓦屋根と紅葉のコラボ
自然のデコレーション
駐車場側から見て一番奥にある阿弥陀堂。
珍しい葉っぱだ
紅葉の奥に見える古保利薬師講堂
黄緑、オレンジ、赤。
三色勢ぞろい
そして、阿弥陀堂の奥にはまだ道が続いておりまして・・
古保利古墳群というのがあります。
これは、5~6世紀に凡氏一族の祖先によって営まれた古墳ということです。
ふむ、つきわぐが出るそうな・・ほうか、音や声を出せばええんじゃな。
静まり返った森とは対照的に、木々の間から見える紅葉した木々!
こっちからも~ようみえるぞ~!(大声)
これはなんじゃ、古墳か。
こ~ふ~ん~~(大声)。
ぐるっと回ってお寺の奥にある金毘羅神社。
お稲荷さんもあります。
再び山門へ・・
上のほうから見下ろすっ!
石段も紅葉とマッチするねー
ということで、古保利薬師の紅葉でした。小一時間散策していましたが、出会った人はナシ!週末はもう少し人出があるのかもしれませんが、静かに紅葉を観賞するのにはこれ以上の場所はないかなと・・
また一つお気に入りの紅葉スポットになりました。