今回も広島を代表する銘菓です。「川通り餅」は、求肥(ぎゅうひ)をきな粉でまぶしたお菓子で中には小さく砕いたくるみが入っています。
求肥とは、白玉粉や餅子に砂糖や水あめを加えて練り上げたもので、身近なお菓子では、あの雪見大福の外側のモチモチしたあれ、が求肥なんだとか。
そんな川通り餅ですが、その由来は次のようにありました。
”正平5年(西暦1350年)のこと、毛利元就の祖先である師親が、石見の国の佐波善四郎との戦いで、江の川を渡ろうとしたとき、水面に小石が浮かび上がり、鐙(あぶみ)に引っかかりました。
師親はそのまま戦い、大勝利になったところから、このできことを祝って、餅を小石に見立てて食べる風習が生まれ、この餅は「川通り餅」と呼ばれるようになりました。”
・・・広島のお菓子で「川」というネーミングなので、川の多い広島と何か関係があるのかと思いきや、そうではないみたい。これは新たな発見でした。
では、いつもの試食に参りたいと思います~!
今回は、7個入りのパックを購入。和紙を使い、見た目も豪華な箱です。これで340円良心的なお値段、ちょっとした手土産にもいいですね。
7個入りの小箱から30個入りの大きな箱まで各種ありますが、いずれも、小さい袋のなかに、きな粉につつまれたお餅が入っています。
しかも、最初からつまようじが刺さっているので、手を汚さず一口サイズで食べやすいのもポイント。
袋から取り出すとフワッと、きな粉のよい香りがただよいます。
中身は・・・?お餅だけどべたべたしすぎず、すっと切れる感じ。
きな粉の中に表れたのがアメ色の求肥、色もお味も素朴な感じです。
食べていると時々くるみと出合い、その香ばしさがお餅の甘さと程よく調和します。
広島県外での知名度は意外と低いみたいで、販売元のサイトによると、”「川通り餅」は広島でのみ販売しております。地方発送はお電話で承っております。”とのこと。
川通り餅は、広島では昔からCMでよく流れていたので、それなりに知名度も高いですが、県外だと見かけることも少なく、お土産品にされると喜ばれるかも知れませんね。
販売元 | 亀屋 |
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ご当地 | 広島 |
お菓子の種類 | お餅 |
お菓子の素材 | 国産餅粉・砂糖・水飴・クルミ・きな粉・醤油・調味料など |
広島で生まれ川通り餅は昔から好きでしたが今回買って帰ってクルミが少なくなっていて残念でした。ちなみに50年以上前から買っていました、味は変わっていないけれどクルミが少なくなって実質の値上げでしょうか?消費者の舌は騙せませんよ!!