名物ともいえる「ベニマンサクの紅葉」を訪ねてみる
以前当サイトでもご紹介した「おおの自然観察の森」ですが、今回はこの公園の名物ともいえる「ベニマンサクの紅葉」を見に訪れてみましたのでその様子を写真を交えてご紹介したいと思います。
訪問日は2017年の10月27日の午前10時ころです。さわやかに澄み渡る秋の空が印象的な日で、公園に入ってすぐの観察センターから見える湖「ベニマンサク湖」もすっかり秋色に色づいていました。
5月には新緑だった葉も紅色に
観察センターの湖のほとりにあるベニマンサクも赤色に色づいていました。
ベニマンサク、群落地へは観察センターから徒歩400メートルほど
ここからは徒歩で400メートルほど、ベニマンサク広場という群生地を目指します。
広場が近づくにつれ、このように紅葉したベニマンサクが見られるようになります。
到着まであとひといきです。
この案内板があるあたりが群落地の中心、ベニマンサク広場
以下案内文より
広場の周りにハート形の丸い葉をつけた低い木が見えますね。これがベニマンサクです。万作の仲間ですが秋に大変美しく紅葉し、紅色の小さな花をつけます。(マンサクは早春に黄色の花をつけます。)ベニマンサクはここにはたくさんあるように見えますが、大野町以外では、中部地方、近畿・四国の一部だけでしか見ることのできない貴重な植物です。
当地域では、昭和7年に発見され、昭和12年5月にベニマンサク群生地として、広島県の天然記念物に指定されました。
紅葉の美しさばかりでなく、希少植物ゆえ、この紅葉を見られるのは地域限定だということがわかりました。貴重なんですね。
ベニマンサクの葉は、陽の光を通しやすいのか、見る向きによってさまざまな色に変化し、それが見ていて面白かったです。
見上げるとこんな感じで青空をバックに紅葉が映えます。
水辺のベニマンサク
まだ青い葉っぱとのコラボ!
キレイな紅葉が堪能できました!
ベニマンサクはカエデよりも葉が大きいので、趣があるというより、大胆で迫力のある紅葉という印象を持ちました。
帰り際気が付いたのですが、観察センターから駐車場に至る道も意外とキレイに紅葉していました。
ベニマンサクは10月下旬が見頃ですので、カエデの紅葉より気持ち早めかもしれません。
おおの自然観察の森の5月ころの様子はこちらからどうぞ。