初夏から楽しめる!池一面に広がる睡蓮の絶景を見に行こう
池一面に睡蓮が広がる名所をご存知でしょうか、廿日市市から山側に向けて車を40分ほど、極楽寺山の中にある「蛇の池(じゃのいけ)」
ここには5月下旬ころからピンク、赤、白、黄色など色とりどりの睡蓮が池一面に広がる名所になっています。
睡蓮の開花時期はいつ?
公式には睡蓮の開花時期は6月から8月下旬とあり、比較的長く楽しめる花の一つです。
今回訪問日は2019年5月21日です。若干つぼみも多くありますが陽のよくあたる部分は開花が進んでいました。
極楽寺山蛇の池の所在地とアクセス
蛇の池 広島県廿日市市原
極楽寺山へは廿日市市役所のある市内中心部から北上、上平良交差点で国道2号バイパスを横切り、国道433号線を進みます。車ではおよそ30分ほど。
国道433号線は山間部に入るとつづら折りとなりますので、現地までの道路は快適とは言えません。
しかし現地に着きますと、蛇の池のすぐそばに駐車場がありそこまで車で入ることができますので、池にたどり着くまで長い距離を歩くことはありません。
駐車場からは徒歩30秒、目の前に広がる池が蛇の池です。
それにしてもこれは見て驚きました、池に部分的に広がる睡蓮はよく見ることはあるかもしれませんが、これほどまで池一面に広がる睡蓮はそうそう見られるものではないのかと。
ちなみに極楽寺の蛇の池へは、佐伯区、廿日市から登山を兼ねても見に行くことができます。健脚の方はぜひ挑戦してみてください。
登山を兼ねてのスイレン見物の様子はこちら
蛇の池の睡蓮の由来などを聞くことができました
しばらく池の様子を見ていると、管理の方がおられ睡蓮の話が聞けました。
この蛇の池の睡蓮は自生しているものではなく、鯉の養殖をしておられた方が池で睡蓮を繁殖させ、この蛇の池に植え付けたのが始まりということです。
池一面に広がった睡蓮は壮観ですが、池の管理をしていくのが大変なんだとか!
睡蓮があまり増えすぎるのも逆によくないそうで、毎年間引いて調整しているんだそうです。
確かに、池の中央付近がぽっかりと水面が現れているところがありましたが、そこを今回間引いたのだそうです。
睡蓮はかなり根が張っており、引っ張っても茎の部分で切れたりするので、間引く作業も一苦労だそうです。
池にはピンクと白のスイレンが目立ちましたが「池の東側にはまだ咲いとるかわからんけど黄色い睡蓮も咲くから是非探してみて」という管理の方からのお言葉。どうやらいくつか品種があるらしいです。
では駐車場側から左回りに池を一周してみます。
睡蓮の花は陽が高くなると閉じてしまうそうで、朝早く、できれば午前10時くらいまでが見学に適しているそうです。
駐車場を入ってすぐのデッキからもよく見えるのですが、東側のデッキのほうが開けており、より池一面を見渡しやすいかと思います。
このような木製の観察路が整備されていますので、池を一周することができます。
観察路以外は山道ですので、雨が降った後は足元が悪いかもしれません。
この池には鯉もいて、近づくとたくさんの鯉が寄ってきます。
睡蓮の群生地といえば、結構山中の秘境めいたところにあると思うかもしれませんが、意外にも廿日市から車で30分ほどのところにこんな場所があるとは思いませんでした。
今回は残念ながら黄色い睡蓮が咲いているのを発見できず。
睡蓮はまだまだ8月下旬まで咲き続けるということなので、ぜひ池一面に広がる睡蓮の花、ご覧になってみてください!
2020年6月中旬再訪
時期的にはほぼ満開のスイレンを見ることができました。

最初「へびのいけ」って読んだけどなにげに間違ってた・・・スイレンの花は夏の間、長いこと花がついてるから見に行ってみてね!