防府市青少年科学館 ソラールは山口県防府市にある太陽をテーマとした科学館です。
「やさしく、ふかく、たのしく」をモットーに様々な科学に関する展示物が常設されているほか、定期的に企画展・特別展、科学教室なども行わてれおり、体験を通じて科学の楽しさに触れられる施設になっています。
防府市にあるソラールの所在地はこちらです
所在地(住所) | 山口県防府市寿町6番41号 |
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高速道路は山陽自動車道の防府東インターか防府西インターが最寄です。
google検索したところ、広島市からはおよそ1時間34分という距離でした。
利用料金と開館時間はどうなっている?
利用料金
子ども(小・中学生) | 200円 |
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大人(高校生以上) | 300円 |
※20名以上の団体は各100円引き |
やはり市の公共施設だけに利用料も気にならないほどですね。
駐車場は70台を備え、無料で利用できます。
開館時間と休館日
開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで (入館は午後4時30分まで) |
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休館日 | 月曜日 (月曜日が祝日の場合、翌日が休館日) 年末年始 (12月29日~1月3日) ※臨時休館日あり |
(表の情報はいずれも2018年11月現在)
こどもに一番人気だった科学を体感できるコーナー
常設展示は科学の面白い現象を体感できるコーナーとなっています。
こどもはもちろん、大人でも「あれ?不思議だな」と思わせるようなそんな仕掛けの装置がたくさんです。
こちらはたまたま行われていた企画展で昆虫をテーマとして標本がたくさん展示されていました。
ただ見るだけでなく「気に入った昆虫に投票をしよう」といったイベントにもなっており、楽しませる工夫がされているなと感じました。
青いチョウはモルフォチョウという種類だそうですが、標本といえど見ていると目がくらむほど輝いていましたよ!
太陽に関する展示が充実しているぞ
それからソラールは太陽をテーマにしているだけあって、太陽に関する観測や展示類も充実しています。
一番の目玉は西日本でも最大級といわれる「6連装太陽望遠鏡」という設備があるということ。
なんだか名前からしてすごそうな望遠鏡ですが、こちらも日にちを決めて観測会が行われているということです。
太陽のリアルタイムの映像はイチオシ
これはなんだかわかりますか?吹き抜けの回廊の最深部にあるのは・・・
リアルタイムの太陽の様子が映し出されているのです。
こうやって太陽を間近に見られる機会なんてそう多くないですよね。
今まさに輝いている太陽の姿をすぐそこに見ることができたのにはちょっと感動しました。
周囲にもモニターがあり、特殊なフィルターをかけて様々な角度から太陽の観察ができるようになっています。
赤いほうのモニターは太陽の炎が立ち上がっているような様子が観察できたのと、白いほうのものは太陽の「黒点」が観察できます。
オレンジの丸で印をつけているところが黒点です。
少し専門的な話しでしたが、科学館のスタッフの方が熱心に教えてくださいました。
科学館2階のテラスには、鏡で太陽の光を太陽光パネルに当ててワット数を計るコーナーがありました。
この日は曇っていたので、なかなか高い電力が計測できませんでしたが、雲の合間を縫って何とか28ワットを記録!
体温計を日本で実用化した発明家って?
ところで、山口県防府市は私たちも日常的に使う「体温計」の製造に成功した人物を輩したことでも有名です。
その発明家の名前は、柏木幸助氏。明治時代にはドイツで発明された体温計を研究、開発し「柏木体温計」として実用化、国内でもトップのシェアを誇ったといいます。
ソラールでは、氏が開発したいろいろなタイプの体温計が展示されていました。
すぐできる工作の体験イベントを楽しみました
最後に昆虫の企画展に連動して、工作のイベントも行われていたのでトライしてみました。
トンボの絵をうまく型紙から切り離し、クリップでバランスをとると「指先にじょうずにとまるトンボ」の完成です。
この日は朝早くから見学を始めたのですが、気が付いたらお昼過ぎに・・・
子供は常設展示の科学を体験できるコーナーに案の定夢中でしたが、あまり期待していなかった私も、太陽のリアルタイム映像はなかなか面白く、訪れた価値があったなと思いました。