広島市西区に、瀬戸内海に生息する魚に関する資料館があるのをご存知ですか?
広島市水産振興センター内にある「海と漁業の資料館」では、瀬戸内海、特に広島湾や太田川に生息する魚や貝、地元の漁業に関するものをテーマとした資料館です。
場所はまさかの商工センター内
広島市西区にある商工センターはたくさんの工場が立地する工場地帯なのですが、そのいっかくに水産振興センターという施設があります。
一見子どもを連れて入りにくそうな雰囲気の建物ですが、普通に正面から入ると、見学の受付用紙があります。見学には費用は一切不要なのがウレシイところ!
広島市水産振興センター
住所 | 広島市西区商工センター八丁目5番1号 |
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開館時間 | 8:30~17:00 |
休館日 | 土曜・日曜(第3日曜日を除く)・祝日・振替休日 および12/29~1/3・8/6 |
駐車場 | 無料(20台分) |
まるでちっちゃな水族館みたい!
そうなんです、海と漁業の資料館には、いくつかの水槽が展示されていて、実際に水槽の中を魚が泳いでいるんです。
これは入口すぐにある水槽、5トンの水量がある大きな水槽の中を瀬戸内海の住む魚たちが泳いでいます。
まぁ泳いでいるのは普通にタイとかなんですけどね・・
第1展示室
話が前後しましたが、海と漁業の資料館のフロアは1階のみ、第1と第2の展示室に分かれています。
第1展示室には、先ほどの大きな水槽の他に・・・
魚の部位を学習できるパネル
ボタンを押すとその名称の部分が光ります。
魚たちのすみか
これも魚のボタンを押すと海の浅いところにいるのか、深いところにいるのか見た目で分かるようになっています。
漁業と海のQ&A
全50門、海や魚、漁業に関するクイズ、しれっと書いてありますが、何気に超難問でした。
こちらも魚についてのイラスト付き豆知識
昔の漁村の生活と漁具
昭和初期の漁村の様子が再現されています。
お、これは、海苔!そういえば、子どものころこうやって作っている風景を見たことがあるのを思い出しました。天日で干すとパチパチ音が鳴るんですよ。
カキの養殖
広島と言えば「カキ」、全国で出荷される約6割が広島カキなんですよ。
カキいかだの下はこうなってるんですね。
第2展示室
こちらは第2展示室、淡水魚がメインで展示されています。
淡水魚というと渓流に生息しているような川魚ですね。
これはハゼのような魚、きちんと名前はあるのですが、広島市近辺では、ハゼのような形の魚をまとめて「ゴリ」と呼ぶんだそうです。
体長は20センチ以下の比較的小さな魚、普段は地味な色をしていて、岩陰などに隠れている魚です。
スッポン君
スッポン全般「かみつくと雷が鳴っても離さない」といわれるほど、かみつく力が強いのですが、実は臆病で、水につけると逃げていくらしいです。
世界の貝
これは世界の貝のコレクション。大小さまざまな貝殻、きれいに光る貝殻などたくさんの貝の展示コーナーです。
イカやタコが貝に近い仲間だなんで初めて知った!
感想は・・・「思っていたより楽しめた!」
ということで、親子ともども勉強させていただきました。これだけ見て学べて無料とは市内でもずいぶん穴場スポットです。
ちなみにイベントなどがなければほぼ貸し切り状態、混まずにゆっくり見学できます。
イベントは、漁業に関連する内容で、申し込みにより参加できます。こちらも興味がある方は次のリンクから公式サイトに行けますので、チェックしてみてくださいね。